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シンデレラ・ティース

坂木司さんの「シンデレラ・ティース」の文庫本が出ていたので、早速買って読みました。坂木司さん、好きなので、単行本買うのを我慢して文庫を待つのは辛かったのですが、「シンデレラ・ティース」良かったです。面白かった。「ホテルジューシー」も文庫化を楽しみにしています。

主人公は叶咲子さんという女の子で、大学2年生の夏休みというある意味人生で一番暇な時期を、歯医者でアルバイトをして過ごすことになって、その歯医者さんを舞台に謎解きが行われるのですが、その探偵役の人物も寡黙ながらなかなか素敵な人物で、お話はほんとに優しくて軽やかで、成長があって、とても好きです。

歯医者が出てくるお話といえば、思い浮かぶのはいくつかありますが、一番はやっぱり、高村薫の「レディ・ジョーカー」で、あの秦野という歯医者さんを思い出すと怖くて泣きそうになります。重くて辛いです。

村上春樹の「スプートニクの恋人」のすみれのお父さんも印象的です。マスクをしていてもカッコいい歯医者のお父さん。

漫画では津田雅美の「彼氏彼女の事情」のマホさんの恋人の歯医者さんも素敵だったし、あとは別冊マーガレットで読んだデビュー作に近い初期の中原アヤの作品で、歯医者さんの息子が好きな女の子の話が印象的です。歯が痛くなる話。

でもどれも「シンデレラ・ティース」とは違って歯医者に興味がわくことはなかったのですが、この作品は読んでいて興味がわきました。歯医者って、私は今まで一度も痛い怖い思いをしたことはないのでいやなイメージはなくて、好きな場所ですが、嫌いな人でもこの本を読めば歯医者さんに行きたくなるかも(笑)。私、ちょうど本を読んだ日は歯医者に行って来たので、グッドタイミング、と思って読みました。歯科技工士さんの四谷さんや歯科衛生士の歌子さんが素敵です。もちろん歯医者の先生たちも。

歯医者さんにきちんと取材されていて、解説の文章も歯医者さんなのですが、その文章もとてもよかったです。それと、表紙のハムスターが可愛いです。

シンデレラ・ティース (光文社文庫) シンデレラ・ティース (光文社文庫)

著者:坂木 司
販売元:光文社
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コメント

私は先に「ホテルジューシー」を買って読みました!
「シンデレラティース」も読みたいんですけど、なぜか書店に坂木司さんの本は「ホテルジューシー」しか無くて…。il||li(つд-。)il||li
今、お願いして取り寄せてもらってますw
早く読みたいです~!

もう「ホテルジューシー」読みましたか?
やっぱり、「シンデレラティース」の方が恋愛要素高いいんでしょうか…。

紗優さん、はじめまして&こんばんは!
コメントありがとうございます、お返事おそくなってすみません!
最近ブログの更新ができていなくて、読んだ本の感想が欠けていないのがたまっているのですが、『ホテルジューシー』読みましたよ、文庫版が出たときに買いました。
恋愛要素はどっちもありますよね、さわやかなんだけどちょっとモゾモゾする感じのほのかさで(笑)。
大切なものを守りつつ自分の世界を広げて成長する主人公たちが、いいなあと思います。
ではでは、良かったらまた本の感想などお聞かせください^^

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